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イ・ジュンギは韓国でも「謙虚なスター」としてよく知られる。そんな性格の彼がドラマ『無法弁護士』では、拳を使ってでも目的を達成するという異色の弁護士に扮している。そのギャップもまたドラマを面白く彩っている要素の1つだ。


人間性が憧れの対象

かつて、ジャッキー・チェンがイ・ジュンギについてこう語ったことがある。
「イ・ジュンギさんのもっとも大きな魅力は、その謙虚さだと思います。彼には香港の並の俳優よりも多くの取材陣とパパラッチがまとわりついています。パパラッチはスターにとって厄介なもので、ときには腹が立つ存在でもあります。しかし、イ・ジュンギさんはそんな人にまで細かくポーズをとってあげたり、挨拶をしたりします。マスコミで彼の悪口を見つけられません。私はイ・ジュンギさんの謙虚さとクリーンなイメージに魅力を感じています」

俳優は演技さえ上手であればいいというわけではない。端的に言えば、ファンを大事にしない俳優は長く愛されることはないだろう。
ファンはスターの容姿だけに惚れているわけではないのだ。たとえルックスで好きになったとしても、最後はやはり人間性こそが憧れの対象になる。謙虚なイ・ジュンギを見ていると、心からそう思う。

情熱が贈り物
5月12日から韓国ケーブルチャンネルのtvNでイ・ジュンギ主演の『無法弁護士』が放送されている。
イ・ジュンギが演じるポン・サンピルはヤクザ出身の弁護士という異例な経歴の持ち主だ。
実は、彼の母親も弁護士だった。しかし、故郷の街(キサン市)で悪の勢力によって殺されてしまう。それも、少年時代のサンピルの目の前で……。

大人になったサンピルは復讐の鬼と化していた。その復讐を果たす武器となるのが弁護士という肩書だった。そして、ソウルで実績を残したサンピルは故郷に戻ってくる。そこからの闘いが壮絶だった。
しかし、サンピルはひるまない。「拳」と「法」の両方を使って悪の勢力に立ち向かっていく。
こうしたサンピルを演じるにあたり、イ・ジュンギは強い決意を秘めていた。それは、
「現場で最高の情熱を引き出せるようにがんばります。その情熱を(みなさんが)贈り物のように感じてもらえるように努力します」という言葉によく表れている。
ファンへの贈り物……それが「情熱」だとイ・ジュンギは言う。確かに、彼の情熱は凄まじい。それが確実にドラマに注がれている。

日頃の鍛練の成果
『無法弁護士』の中で、イ・ジュンギに執拗にからんでくるのがチェ・ミンスだ。気難しいことでも知られる大物俳優だけに、イ・ジュンギも相当なプレッシャーを感じているはずだ。しかし、彼はその重圧すらも楽しんでいる。
「私が抱えている、張りつめたような緊張感を視聴者のみなさんも感じてくださればうれしいですね」
事実、ドラマ全体を覆っている「張りつめたような緊張感」は、ストーリーをスリリングに導いている。
同時に、イ・ジュンギが見せるアクションも凄い。

「私は今までに作品で数多くのアクションをしてきました。今回の『無法弁護士』も、弁護士ですが、武術をするキャラクターなのです。現実的なアクションで何ができるのか。撮影の度に武術監督とずっと対話をしてます。これまでのスタイルとは確実に違うものになるでしょう」
30代後半を迎えたが、イ・ジュンギはますますアクションに自信を持っている。体力的にも「全盛期はまだ先」と思わせる。それは、日頃の鍛練がどれほど凄いかを物語っている。


文=「ロコレ」編集部
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