20180309-6


“信じて見る名優”から、弟子に対してセクハラ行為をしたという性犯罪疑惑が浮かび上がり、故チョ・ミンギの俳優人生は急落した。


1982年に演劇俳優としてデビューしたチョ・ミンギは、1993年MBC公採22期として本格的に演技活動を始めた。ドラマ「総合病院」、「ジャズ」、「天使のキス」、「クァンキ」、「人の気持ちも知らないで」などで90年代のお茶の間を制した。

2000年代にはさらに精力的に活動した。「学校4」、「不滅の李舜臣」、「妻の反乱」、「愛と野望」、「イルジメ(一枝梅)」、「エデンの東」、「善徳女王」、「妻が戻ってきた」といった、ミニシリーズ、週末連続ドラマ、連続ドラマなどジャンルを問わなかった。


善良な人物から悪い人物までこなした。「蒼のピアニスト」、「大風水」、「華政」、といったドラマや映画「ばんそうこう」、「弁護人」などで多彩な演技で魅了した。

しかし俳優としては確固たる地位を確立したが、私生活はベールに包まれていた。2010年に母校の清州(チョンジュ)大学演劇学科の助教授として採用されたチョ・ミンギは、自分が教えていた女子学生たちを宿舎やカラオケボックスなどでセクハラ行為をし、わいせつ容疑で世論から非難され始めた。

最近火が付いた“ミートゥ−運動”に数多くの被害者がチョ・ミンギを加害者だと告白し、警察の調査までおこなわれることになった。強制わいせつ容疑の被疑者として12日に忠北(チュンブク)地方警察庁に出頭する予定だったが、9日午後、ソウル市内のマンションの地下倉庫で首をつって自ら命を絶った。


俳優としてチョ・ミンギの人生は勢いよく燃え上がっていたが、私生活の問題で最後は冷たく終わってしまった。